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おうざせん だいいっきょく

 渡辺王座に羽生二冠が挑む王座戦五番勝負の第1局です。

 王座戦は渡辺王座が昨年羽生王座より3連勝でストレート奪取して以来一年ぶりに渡辺"王座"と呼んでもらえる棋戦なのです。(だってふだんは竜王、よくて(?)二冠だもん)

 後手番の竜王、うんにゃ王座はいつも通りの△8四歩。
 さてここからは、初代永世竜王を賭けた第21期竜王戦第6、7局でも指された△5三銀右の急戦。
 
 そこから後手が飛車先の歩を交換したのに対して先手羽生二冠は▲3六歩と飛車先の歩を交換しない手から早くも前例を離れまくりまくりすてぃの意地の張り合いのような息を呑む展開に。
 最後は多少のアヤもあったようですが、羽生二冠の攻めを受け切っての渡辺竜王、うんにゃ王座の勝利。

 素人目には両者、勝っても負けても強しの内容だったように思います。

 とくに後手となった渡辺竜王、うんにゃ王座の強さが際立っていたように感じられます。

 今局については、昨年の竜王戦第4局、関西将棋会館で行われた大盤解説会の際に糸谷五段(当時)が渡辺竜王・王座について語った言葉を思い出しました。

 
糸谷五段「全体的に緩まない。どこかの局面が強いというわけではなく全ての局面で強い。どこかの局面が100ではないけど全てにおいて(序盤・中盤・終盤)90・90・90というのが渡辺竜王の強さです。」桐山九段、渡辺竜王の強さとは?の問いに。

 当時のつぶやきより


 なるほど、序・中・終盤に於いてその局面局面に於いて100の力を発揮することをスペシャリストと言うならば渡辺竜王、うんにゃ王座の強さはその平均力の極限までの高さと言えるのでしょう。
 当然、羽生二冠もスペシャリストの分類には収まらずこのタイプであることは間違いなく、さらに言えば100・100・100であるとも言えます。
 私見ではありますが、タイトル戦、特に対羽生戦に於いては渡辺竜王、うんにゃ王座も100・100・100モードになると思います。

 さて、このままでは当然終わらない張り詰めた空気感を抱いて第2局以降の戦いがまた始まります。

 
 熱戦期待。

 
 (了)
by norimaxim_9981 | 2012-09-01 23:40 | きせん