ちゅうしょうぎ

 11月23日(祝)、島本町ふれあいセンターでおこなわれた中将棋公開対局に行ってきました。

 
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 対局者は中将棋でも実力派の牧野光則四段に、対するは伊藤明日香女流初段。

 手合いは獅子三で、将棋でいうところの4枚落ちくらいに相当するらしいです。
 
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 獅子三の初形図はこんな感じです。
 中将棋で最も強力な駒のひとつである獅子が下手には初形から3枚あります。かたや上手には1枚。
 獅子は序盤から終盤に至るまで常にカギとなる駒なのでこのハンデは相当キツイ。(と思います)

 解説と聞き手は、第八期中将棋名人でもある神崎健二七段と北尾まどか女流初段です。
 
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 2手目から獅子が歩を跳び越えて6八に。

 最初のうちはてっきり、仲人(チュウニン)や歩をせっせかせっせかと突きまくるものだとばかり思っていたので、少し驚きましたが、しかしなるほどというか当たり前の動き方ですね。

 このいきなりの獅子の動きはチェスのフォー・ナイツ・ゲームのオープニングを思い起こさせました。

 他にも中将棋がチェスと似ているなあと思ったところは、
 ・取り駒を使えない
 ・序盤は飛び道具が多くて動きが派手
 ・終盤の駒が少なくなってからの遣り取り(玉の細かい逃げやいかに成り駒を作るかなど)

 盤面がある程度すっきりしてからの駆け引きが面白かったです。

 
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 上手の牧野光則四段。
 飄々と淡々と指します。

 
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 下手の伊藤明日香女流初段。
 終始この前傾姿勢で読みを入れます。

 解説は神崎七段が大活躍。対局をいち番楽しんでたのは神崎七段です。
 
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 「あ、これ珍しいですよ。猛豹が成ると角になるんですけど、見てくださいこの角。ふつうの角にくらべて頼んないでしょ。これをね"チョロ角"って言うんですよ。写真撮られる方は今のうちに撮っといてくださいね。」

 終盤で伊藤女流初段が意地でも成った仲人(チュウニン)に対して、
 
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 「長いこと中将棋やってますけど仲人が成ったの見たことないですね。この赤い酔象(スイゾウ)は珍しいですね。」
 と、言いながら解説の途中で写メる神崎七段。(注・対局中です)

 牧野四段もリラックスモード。
 
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 おやつをモグモグ。

 モグモグタイム、キターーーー!

 よく食べ、よく飲み、よく指す、まっきーです。

 
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 本日のおやつ。
 牧野四段は饅頭とお茶、伊藤女流初段はお茶のみ食べ物の注文なし。


 伊藤さんは食べてなかっただけですけどね。



 
 和装での対局はやはり粋ですね。
 というわけで、恒例の「あでみやび」タイム。
 
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 チェスクロックを押す、牧野四段。

 
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 最後まで緩めず盤面と対峙する伊藤女流初段。


 伊藤女流初段の攻める棋風(北尾女流初段・談)が時には危うい場面も作りましたが最後は攻めきって牧野四段に押し切り勝ち。

 
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 王様を取る(突き落とし)ところまで行ったため、最後は玉が立っています。
 これも珍しく、撮影タイムがありました。

 終局後の感想戦で、比較的早い段階で伊藤女流初段に詰み筋があったようですがそれを逃してでも牧野四段曰く、「相手は強すぎますよ~、これは」と相手を讃えていました。

 
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 見ごたえのある対局をありがとうございました。




 あ、個人的には、"鯨鯢(ケイゲイ)"[反車(ヘンシャ)の成り駒]が見られたので満足です^^
 



(了)
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by norimaxim_9981 | 2012-11-23 22:49 | イベント